Bohemian’s Blog

BohemianS による、あれやこれやの雑記ブログ

いまさら『甲鉄城のカバネリ』をみた結果……。

監督:荒木 哲郎

脚本:大河内 一楼、瀬古 浩司

製作:WIT STUDIO

 

概要

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全12話。

蒸機による技術革新が起こったヒノモトという日本に似た国。しかし、その国では鉄の皮膚をもつ、生ける屍が人々を襲っていた。その名もカバネ。人々はカバネからその身を守るべく、城塞を築き、鋼鉄で覆われた汽車で、城郭を移動している……。

 

エンタメ複合施設的エンタメ作品

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どうも設定だけを説明しようとすると、だらだらと長くなってしまう。

私の文章力にも問題はあるのだが、この作品は和風アクション×スチームパンク×ゾンビ×ロードムービーといった複数のジャンルが混ざりあった作品でもあるので、短くまとめるのは至極の技に思える。

だが、ここまでつめこんでいながら、ストーリーは王道を突っ走っているのがすごい。

この手の作品には、他に例がもれず、本当におろかなのはゾンビ(カバネ)ではなく、人間であるというメッセージが込められている。それも、人間の恐怖に焦点をあてたもので、この描き方は、これまでのゾンビ映画の伝統に即している。

 

イノベーションとしてのアニメ

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また、この作品がアニメーションであるといことを意識しなくてはならない。

このアニメというももの要になってくるのがキャラクターデザイン。登場人物たちは舞台設定に合わせた和装に身を包んでいるわけであるが、それは伝統的なそれではない。どこか着崩していたり、洋のテイスト、つまり現代的なデザインが含まれ、ファンタジックな仕上がりになっている。

追記すると、髪型は「髷」ではない。

 

熱き意思の強さは、主人公のものだけではない

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そんなキャラクターたちを描く作画の面でも高いクオリティを保っている。怪しげな和のテイスを織り交まぜた心象描写はこの作品の雰囲気を保ち続けようとする強い意志が感じられる。

主人公が少々うるさすぎる、感情的にすぎるような描写も少なくなかったが、そうならざるを得ないほどの苦境にたたせつづけるストーリーの流れは、物語をつくる者として勉強になった。

 

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