Bohemian’s Blog

BohemianS による、あれやこれやの雑記ブログ

そもそも、催眠術ってなに?

催眠術と聞いて、十文字幻斎先生をイメージされる方は多いことでしょう。

あの技術を目の当たりにしてしまうと、催眠術なんて嘘っぱちだと思ってしまいがちですが、実は、そうではないのです。

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医術としての催眠術

 催眠術はれっきとした医術です。

まるで人が操られているように見えるものですが、決して、催眠術師が人を操っているわけではありません。

画面上で、人を操っているのは無意識なのです。

有意識と無意識

 ここで、催眠術を語るうえで重要になってくるこの二つの項目について説明します。

  • 有意識:~しよう、~は嫌だ、と自分をコントロールする自我のこと
  • 無意識:自我以外。くせ、自律神経(内臓の動き)や記憶(夢)にあたる

この二つは厳しい上下関係のもとに成り立っています。

催眠術は外部から、この上下関係を同等にさせることになります。

催眠状態とは

ふだん、私たちの心は、有意識が無意識を従わせるかたちでバランスをとっています。

しかし、無意識は脳の9割を占めますので、勢力として巨大です。

つまり、この立場が同等のなったとき、無意識が有意識に勝利します。この現象をいわゆる「催眠状態」と言います。

催眠術にかかるまで

そんな催眠状態にいたるまで、私たちの心の中では以下のようなプロセスがふまれています。

  1. 主に体を動かしている無意識に、外部から働きかける
  2. 無意識がじょじょに催眠状態へはいっていく
  3. 有意識と無意識が同等になる
  4. 催眠状態へ

こうして「意識ははっきりしているのに、体や心が言われた通りにうごいてしまう」という奇妙な現象が起こるのです。

まとめ

3から4へわたるまでには、有意識が催眠へはいりたがっている無意識を認めるというプロセスが踏まれなければなりません。

つまり、本人が「催眠術にかかったら、おもしろそうだな」と考えなければ、催眠術にはかからないのです。

 

人は思いこみの激しい生き物です。ときにそうした有意識は私たちを苦しめてしまいます。

催眠術はそんな害のある有意識に立ち向かうため、無意識に協力をもとめる心理療法として存在しているのです。