Bohemian’s Blog

BohemianS による、あれやこれやの雑記ブログ

【ハンバート ハンバート】風にのって聞こえてくるメロディ【むかしぼくはみじめだった】

f:id:bohemians:20191107224429j:plain

ハンバートハンバート『むかしぼくはみじめだった』

太陽がのぼり、やがて沈んでいくように自然な音楽というものがある。そこには深い慈しみがありながら、抗いがたい強さも隠されている。

こうした音楽がハンバートハンバートからは聞こえてくる。オールドアメリカを思わせるフィドルとギターのリフレイン。そこにのる小鳥がさえずるような歌声。

しかし、風にのるように穏やかに運ばれる歌詞の力強さ。そこには日本に根差したフォークやブルースソングのパワーを感じる。

気はやさしくて力持ち。そんな印象のフォークデュオだ。彼らが打ちだしたこの一枚におさめられた曲それぞれには、様々な物語が息づいている。

ロックに救われる吃音の少年。恋人を残して旅立つ者の哀しみと、残された者。人はみんな悪だと嘆く男がいれば、橋の下でたまごを見つけたと小躍りする子供もいる。

あらゆる日々の中で、あらゆる人間模様を、歌とギターで紡ぎ出す。それらが一枚に、いや、一編にまとめられたのが『むかしぼくはみじめだった』である。

楽曲リスト

  1. ぼくのお日さま
  2. ぶらん ぶらん
  3. 鬼が来た
  4. 何も考えない
  5. オーイ オイ
  6. 潮どき
  7. 小舟
  8. くもの糸
  9. ホンマツテントウ虫
  10. まぶしい人
  11. ポンヌフのたまご
  12. 移民の歌