Bohemian’s Blog

BohemianS による、あれやこれやの雑記ブログ

思わず電車を乗り過ごしてしまう小説 5選!!

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どうも、あんさんです。

常にリュックの中には本が忍ばせてあるほど読書が好きな男です。とくに、通勤電車の中が、一番集中して読書ができます。

もはや、本を読むために電車に乗っているような感覚です。仕事に身が入らないわけですね。

そんな私が今回紹介するのは、通勤中読んでしまうと、思わず降車駅を過ぎてしまうような5つの傑作小説です!

 

殺戮にいたる病(1992)

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著者:我孫子 武丸

絞殺後、死体を凌辱する凶悪な殺人鬼。愛しの息子を各地で起こる連続殺人事件の犯人だと疑う母。そして、一線を退いた元警官の男。三者の視点、思考、意識の全てを読者に共有させるサイコスリラーは、凄絶な結末へと猛スピードで邁進していく。

友人に薦められて読んだ作品。「とんでもねぇぞ」と言われてなにがとんでもないのか気になったところ、とんでもなかった。

突如起こったズレに思考が追いつく間もなく、世界が一転するほどの衝撃を受け、気付いたら電車は逆方向へ進んでいました。

 

ねじまき鳥クロニクル(1994)

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著者:村上 春樹

全3部。会社を辞めて無職となった「僕」は家事全般をまかされ、雑誌編集者の妻とゆるやかで平凡な日々を過ごしてた。しかし、均衡したバランスは飼いネコの失踪とともに崩れていく。雲のように広がり続ける思考と感覚と物語。その行く先に待っているのは……。

はじめて読んだのは大学生のころです。現代文学専攻の授業に出席したときに、課題として「読んでこい」と渡されたのが本著。

生まれて初めての長編小説かつ、生まれて初めての村上春樹だったこともあり、読書は難攻。しかし、様々な風俗や文化が入り乱れる中で語られた戦争。そのありのままの暴力に驚き、おびえ、本を取り落としてしまうところでした。

 

陽気なギャングが地球を回す(2003)

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著者:伊坂 幸太郎

嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。個性豊かな四人の銀行強盗。百発百中、プロ中のプロだった彼らを襲う同業者による「売上」の強奪。読む進めれば止まらない、サスペンス・エンターテイメントの傑作。

海外ドラマ、もしくは古いギャング映画のような軽妙洒脱な会話劇。あの一言が、あのアイテムが、あの人物のこんな行動やあんな行動が、予想もつかぬところで活きてくる。

あまりにも映画的で、手放しで読書を楽しんでしまった。うれしー!たのしー!そんな気分で読んでいたら、気付けば見知らぬ駅。

 

告白(2008)

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著者:湊 かなえ

終業式後のホームルーム。校内で娘を事故で亡くした担任の女教師の告白によって、物語は幕をあける。

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」

幼い命が失われた一つの事件を、様々な人間の視点であぶり出すモノローグ形式。人間に古くから住まう狂気と疑念と悪意を、鋭い筆力で語るサスペンス。

これも友人から薦められたものです。その友人というのが相方のなかひま。彼はあまり本を読まないながらも「この本は読めた!」と推薦してきたので読んでみると、これまた面白い。

とんでものないフックの強さ。ついさっきまで「この駅で降りよう」と思っていたのにいつまでの車内の中に引き止められるほどでした。

 

蜜蜂と遠雷(2016)

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著者:恩田 陸

「ここを制すれば世界最高の国際ピアノコンクールで優勝できる」というジンクスをもつ茅ヶ江国際ピアノコンクール。

そこに集まる多彩なピアニストたち。ある者は音楽院出身のサラリーマン。ある者はかつて天才少女と言われたが、あることをきっかけに一線を退いた大学生。ある者は名門音楽院に通い、著名なピアニストを師匠にもつ優勝候補。そして、ある者は舞台を喝采と怒号で埋め尽くした驚愕の天才少年

四人のピアニストたちの夢と希望が熱く閃く、鮮烈な音楽小説。

本著は過去にもこのブログで取り上げています。

www.boheeeemians.com

まさにバトル漫画なみのエネルギーを感じました。日々の退屈な出勤も、この本が読める時間であると考えるなら「まぁ、それほど悪くはないかなと錯覚してしまうほど。

読む音楽というのがこれほど心地の良いものだったとは。物語の世界に頭からどっぷりと浸かったその瞬間、乗っている列車がどこまで行こうと気になりません。

 

最後に

本を読んでしまうと、あれも読みたいこれも読みたいという欲求が止まらなくなってしまいます。

良い本に出会ったらなおさらです。これからも欲求に忠実に生きていこうと思います。